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「敷居を低く、目標は高く」“考える力”を育むプログラミング教育──エドモンドが目指すIT人材の育成

2025.07.14

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小学生から中学生までを対象に、全国112教室(2025年5月現在)を展開する子ども向けプログラミング教室「エドモンド」。同教室を運営する株式会社エドモンド 代表である森内秀人氏に、教室立ち上げの想いや、教育方針、業界への展望についてお話を伺いました。

INDEX

PROFILE

森内 秀人 株式会社エドモンド 代表

1969年生まれ。京都産業大学経営学部卒業後、住友銀行、三井住友銀行で16年間勤務する。銀行員時代は、大阪本店や企業再生ファンド等で企業再建業務に長く携わる一方、IPO(上場)支援やM&A、上場会社の担当も行うなど、幅広い金融知識を取得。エドモンドでは、創業期から主に財務担当として関わり、2023年11月に代表取締役に就任した。さらに、クレド株式会社(コンサルティング会社)代表の他、社外取締役や社外監査役などにも従事している。

公式Webサイトはこちら

1. 社会課題の解決を目指し、プログラミング教室を開校

—— お子さま向けのプログラミング教室を立ち上げられたきっかけを教えてください。

日本のITエンジニア不足を解消することで、世界に対して遅れをとっている日本のIT産業を活性化したいという想いが出発点です。プログラミングスキルがあれば、場所に縛られずに働けるようになり、都市部に人材が集中する働き方の是正にもつながります。こうした社会課題の解決を目指して、プログラミング教室の開校に至りました。

前代表がマインクラフトというゲームが大好きだったこともあり、同じくマインクラフトに親しんでいたメンバーが集まり、オリジナルの教材コンテンツを開発し、「エドモンド」を立ち上げました。私は2023年に前代表より事業を引き継ぎましたが、かつて約16年間、金融機関で働いた経験を活かし、創業当初から財務面のサポートを行っていました。

—— 開校当初から集客は順調でしたか。

チラシの配布やネット広告の運用なども行ってはいましたが、開校当初は生徒数が1〜2人ということも少なくありませんでした。それでも、一人ひとりに丁寧な指導を心がけていたところ、半年ほど経った頃から徐々に生徒数が増えていきました。

—— フランチャイズ(FC)展開もされていますね。

開校当初は、フランチャイズ展開を積極的に考えていたわけではありませんが、ご要望をいただく中で徐々に展開が始まりました。運営方法や生徒への指導方法を含む加盟教室へのサポート体制についても、実際の運営を通じて改善を重ねながら整えていきました。加盟教室は2021年に4件、2022年に16件、そして2024年には81件と、ありがたいことに順調に増加し、それに伴って生徒数も大きく伸びました。

「敷居を低く、目標は高く」“考える力”を育むプログラミング教育──エドモンドが目指すIT人材の育成

2. 楽しく学びながら子どもの“考える力”を伸ばす

—— エドモンドの教育方針を教えてください。

「敷居を低く、目標は高く」をモットーにしています。プログラミングは決して簡単なものではなく、難易度が上がるにつれて途中で学習を諦めてしまうお子さんもいます。そうした子どもたちが、もう一度楽しく学べるようになり、さらなるステップへと進めるようサポートしたいという想いを込めました。

—— 指導ではどのようなことを意識されていますか。

子ども自身が、楽しみながら試行錯誤(トライ&エラー)を繰り返して解決策に辿り着けるよう、導くことを重視しています。その過程で問題解決力や創造力も自然と養われていきますし、達成感を得ることで自信も育まれます。子どもの成長に応じて、学びを応用する力を身に付けられるよう、より高度かつ実践的な内容もカリキュラムに取り入れています。

将来、たとえITエンジニアにならなかったとしても、起業家や経営者として活躍している方もおり、プログラミングを通じて培ったスキルはその子の素質を伸ばすことにつながると感じています。

—— 運営において、これから新たに取り組んでいきたいと考えていることはありますか。

現在は中学生までを対象としたコース展開となっているため、今後は高校生以上に向けた上級コースを設け、就職や実社会への接続も見据えた学びのルートを整備していきたいと考えています。また、地方に住む子どもたちにもプログラミング学習の機会を提供できるように取り組んで行きたいです。

「敷居を低く、目標は高く」“考える力”を育むプログラミング教育──エドモンドが目指すIT人材の育成

楽しみながら学べる教材を用意

3. プログラミングの意義を、もっと社会へ

—— プログラミングスクール業界の課題と感じていることはありますか。

プログラミング教育の重要性が、まだ十分に保護者の方々に伝わっていないことです。論理的思考や問題解決力を育むうえでも、プログラミングは非常に効果的ですので、小学校低学年など、できるだけ早くから触れていただくことがお勧めです。業界全体として、もっと啓発活動に力を入れる必要があると感じています。

—— 今後、プログラミングスクール業界はどうなると見ていますか。

ここ数年でプログラミング教育市場は急拡大し、スクール数も大きく増えました。今後は、英会話業界のように、企業同士の吸収・合併が進み、業界再編の流れが加速していくのではないかと考えています。

—— 今後もFCへ加盟したいという要望が寄せられるかと思いますが、どのような方や企業と一緒に取り組みたいとお考えですか。

まずは「教育を通じて社会に貢献したい」という想いを持っている方であることが大前提です。スクール事業は単なるビジネスではなく、理念や教育方針への共感が何より大切です。私たちの考えに共鳴してくださる方と一緒に、子どもたちの未来を支える教育の場をつくっていきたいと考えています。教室数としては、国内で3,000教室を目指したいですね。

—— 教室数が増えれば、より多くの子どもたちにプログラミングを学ぶ機会を届けることにつながりますね。今後の店舗展開にも注目しています。本日はありがとうございました。

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