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トップフィジーカー、シャイニー薊が”理想のジム”実現のために拘ったマシンとシステムとは

2024.01.11

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トップフィジーカー、シャイニー薊が「理想のジム」実現のために拘ったマシンとシステムとは

FWJコンテストで優勝を争う常連のトップフィジーク選手であり、YouTubeチャンネル『マッスルグリル』でシャイニー薊としても人気の薊 優希(あざみ ゆうき)氏が、2022年7月に東京・八王子でオープンしたのが「リアル筋力ジムSHINY」だ。自らの原点である“趣味としての筋トレ”を追求する中で必然的に見出した筋トレ好きのためのジム運営に欠かせないこだわりとは――。

※本記事は、「FITNESS WORLD Vol.18」に掲載された同内容の記事を、媒体社の許可を得て転載したものです。

INDEX

1. 安全にトレーニングできる鍛錬マシンをフルラインナップ

FITNESS WORLD(以下FW):そもそも薊さんが「リアル筋力ジムSHINY」を始められたきっかけから教えてください。

薊優希(以下薊):僕にとって本来ジムは通うところで、作ろうなんて思ったことはなかったんですよ。でもケガをして本気で筋トレできなくなったときに、もっと安全に長く続けられるやり方を考えざるを得なくなった。そんなときに出合ったのが『鍛錬』のマシンで、ケガを気にせずに全力でトレーニングできたんですね。ただ都内でフルラインナップ――すべての鍛錬マシンが揃っているジムというのはなかったので、これは自分でやるしかないなと思ったのが一番のきっかけですね。

FW:鍛錬との出合いはどんな経緯で?

薊:初めてマシンに触ったのは初台のパワーハウスジムなんですが、それ以前の2018年ごろから鍛錬のYouTube動画で大岡先生(鍛錬代表・大岡明尋氏)が指導しているところを見ていて、すごいマシンだなとは思っていたんです。それからなかなかお会いする機会はなかったんですけど、2021年の年末に念願かないまして。本拠地の滋賀まで行って、直接マシンを触りながら指導していただき、これならやっぱりケガなくいけると確信を持てました。

FW:ということは2021年末に滋賀を訪ねてから、2022年7月のオープンまで約半年ということですか?

薊:そういうことですね。それまでは通っていたジムの会員で満足していたんですけど、あれだけ痛みなく効率的に鍛えられるということがわかったら、もう普通のジムには行きたくなくなっちゃうじゃないですか。やっぱり100パーセントの力でやりたいので。そうしたら一日でも早く作らなきゃという――要するに自分のためというのが一番なんですよね。

2. 遠方からも筋トレ好きがやって来る「気持ちよく筋トレできる」ジム

FW:なるほど。オープンから3ヶ月ほどですが、いま会員数はどのくらいですか?

薊:うちの会員は年間契約がメインになっていて、月5,000円の設定(60,000円/年)でお客さまを集めている状況です。通年の計画で初年度の目標300人のところ、現状は200人前後ですね。一方でビジター利用が多いので、月間の目標はビジター数で考えています。

FW:年間会員となるとやはり地元の方が多いんですかね?

薊:それが、みなさんけっこう遠くから来られるんですよね。僕自身が「これは」と思ったら何万円もかけて滋賀まで行くタイプなので、同じ価値観を持っている方が横浜あたりからいらっしゃることもあります。

FW:滋賀と比べたらむしろ近いと(笑)。

薊:もう全然(笑)。本当に筋トレ好きな人ってどこからでも来るじゃないですか。しかもビジター料金が3,000円で、月2回通うつもりなら年間会員になったほうが安いので、そういう価値観のある方は遠くからでも入会されますね。

FW:会員はどういう方々が多いですか?

薊:ほぼ男性ですね。年齢層は20~30代が多いと思います。中にはボディコンテストに出ている方も何人かいらっしゃいますよ。と言っても「日焼けしてるし絞れてるから出ているんだろうな」っていうぐらいの推測ですが(笑)。

FW:鍛錬のマシン以外にこのジムでこだわったのはどんなところですか?

薊:こだわってないところがある意味こだわりなのかっていう(笑)。

FW:こだわってないところがこだわり?

薊:要はジムって体を鍛えるところじゃないですか。それだけでいいんですよ。だからおしゃれなラウンジとかいらないですし、正直シャワールームも必要ない。

FW:シャワールームないんですか?

薊:ないです。逆に言うと「気持ちよく筋トレできること」以外には一切こだわってない。それがこだわりと言えばこだわりで。 関節にストレスのない鍛錬のマシンを揃えているのもそういうことです。

FW:よく見たらこのジムにはカーディオもないじゃないですか。

薊:そうですね。スペースが狭いというのもあるんですが、カーディオ8台置いてマシンが10台以上おけなくなるのはちょっと違うかなと。僕自身がカーディオをやらないというのもありますが(笑)。優先順位はあくまでも筋トレ。だから筋トレのためにシャワールームを犠牲にしたり、カーディオマシンやストレッチマットを犠牲にしてるんですよ。

FW:逆に言うと、すごくシンプルですね。

薊:そうそう。すべてはストレスなく筋トレができることしか考えてなくて、それ以外のことが大事な人は他のジムでいいのかなと割り切ってます。

トップフィジーカー、シャイニー薊が「理想のジム」実現のために拘ったマシンとシステムとは

3. オールインワン基幹システム「hacomono」で運営のストレスを軽減

FW:そんな薊さんがジムの管理システム として導入されたのが『hacomono』です。

薊:もちろん経費のことを考えたら自分たちでできるのが良かったんですけど、どう考えても無理だなと(笑)。そもそも会員さん一人ひとりについて「何月何日に入会していつまでの契約なのか」というところからして管理が難しい。仮に自分ができたとしても、スタッフができないと思ったんですよね。その点hacomonoだったら間違いないと思いましたし、他にも使い道がたくさんあるというのが魅力でした。例えば僕がパーソナルをやろうと思えばすぐに対応できるし、セミナーやグッズ展開にも対応できる。今後の導入可能性を考えたら、決済機能まで付いているオールインワン基幹システムのhacomonoかなと。

FW:既存の機能をアレンジして、実際の用途に合わせられるということですか?

薊:そうですね。例えばうちではスタジオレッスンの予約枠を使ってビジター利用を受け付けたり、説明会やセミナーを設定したりしています。導入前にそういった利用法をイメージできたのは大きかったですね。

FW:hacomonoの柔軟性は導入されているオーナーさんたちが口を揃えておっしゃるところです。

薊:しかもうちはオープンまで時間がない中での導入だったんですけど、詳細なスケジュールを組んで手厚く対応いただいたのがすごくありがたかったなと思ってます。実は契約までに一回キャンセルをさせていただいて、アプリを組み合わせたお金のかからないやり方をギリギリまで模索したんですが、一番大事なのは「ストレスなく筋トレできる環境」であって、僕らの苦労が増えてはジムをやっている意味がないと思ったので、最後はhacomonoを入れるために、他にかけるお金を全部省きました。

FW:このジムを筋トレをするためだけの場所として、ストレスなくスムーズに運営しようと思ったときにhacomonoだったと。

薊:それがユーザーと我々の両方にとって、一番ストレスがない選択だと思ってます。

取材協力:リアル筋力ジムSHINY
東京都八王子市明神町4-6-13 アリーナビルB1
TEL:042-649-4490

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