会員管理・予約システム記事一覧

セミナー記事一覧

フィットネスクラブ(フィットネスジム、スポーツクラブ)をDXするメリットと成功事例を紹介!

2023.06.23

| |
フィットネスクラブ(フィットネスジム、スポーツクラブ)をDXするメリットと成功事例を紹介!

フィットネスクラブでは、コロナ禍の影響を受けてDXが進んでいます。DXすることで、人手不足を解決できるだけでなく、業務を効率化できたり、顧客満足度の向上につなげることが可能です。従来の運営方法で複数の課題を抱えているという方は、解決したい課題を明確化したうえで、DXを検討するのも一つの手です。

この記事では、フィットネスクラブをDXの一環としてシステムを導入するメリットや成功事例を紹介します。

INDEX

1. フィットネスクラブのDXが進む背景

フィットネスクラブでは、DXが進んでいます。その背景として挙げられるのが、三密を避けて、人との接触をなるべく減らしたいという、コロナ禍による影響です。DXとは、デジタルトランスフォーメーションの略語で、日本語では「デジタル革新」や「デジタル変換」と訳されます。

また、近年のフィットネス業界では、24時間営業や個室制などの特徴を備えた無人店舗がトレンドになっている影響もあります。無人店舗を運営するうえで、人材不足の解消やセキュリティの強化など、DXの力が必要不可欠になるためです。

2. フィットネスクラブのDXを進めるメリット

フィットネスクラブをDXすることで、店舗側はもちろん、お客さまにもメリットがあります。具体的には、以下のとおりです。

2-1. 業務効率化により、レッスンに専念できるようになる

これまで手作業で行っていた事務系の業務をシステム導入によって自動化することで、作業効率を上げられます。たとえば、従来、紙の書類でのやり取りしていた入会申し込みをお客さま自身によるシステムへの入力に切り替えることで、紙の管理が不要になるだけでなく、店舗側での入力作業が不要になり、入力ミスも減ります。

事務作業にかかる時間が大幅に削減されるため、インストラクターやトレーナーは、受付業務に携わる時間が減り、お客さまへのレッスン提供に集中できるようになります。

2-2. 人材不足解消につながる

少子高齢化が進んでいるため、インストラクターやトレーナーはもちろん、店舗スタッフの確保も難易度が上がってきています。

システムを導入して、事務作業や入退店の制御などを自動化することで、店舗スタッフ1人でも運営が可能になります。24時間営業の店舗では、夜間の人材確保が難しく課題になりやすいですが、この問題についても、システムの導入による自動化で解消できるため、人材の有無に左右されず、店舗運営を続けられます。

2-3. 入会のハードルが下がりやすい

フィットネスクラブの見学予約や入会手続き、会費の支払いなどをすべてデジタル化することにより、入会のハードルを下げることができます。その結果、新規顧客を獲得しやすくなります。コロナ禍の影響もあり、「なるべく非対面かつ、都合のいいタイミングで入会や支払いなどの手続きを完了したい」と考えるお客さまからすると、すべてオンライン上で行えるのは魅力的です。

また、メールやLINEなどを使って入会特典のクーポンを配布したり、入会までのフォロー連絡をすることで、見込み客により強くアプローチできるでしょう。

2-4. 顧客満足度の向上・退会防止につながる

システムでお客さまの個人情報や来店頻度、購買履歴、トレーニングデータなどを収集・分析することで、データに基づいた的確なサービスの提供やトレーニングに関するアドバイス、サポートを行えます。よりパーソナライズされたサービスを提供することにより、顧客満足度が向上すれば、退会を防止することにも繋がります。

2-5. 顧客情報のデータ分析やサービス改善が可能になる

システムに蓄積されたお客さまのデータを分析することで、顧客ニーズやサービスの改善点を把握することができます。

競争が激しいフィットネスクラブでは、競合他社との差別化は必要不可欠です。システムを活用することで、自店舗にしか提供できない新しいサービスを生み出すことで、集客の効果最大化および既存顧客の継続率の向上を実現することができます。

フィットネスクラブ(フィットネスジム、スポーツクラブ)をDXするメリットと成功事例を紹介!

3. フィットネスクラブのDXを進めるデメリット

フィットネスクラブをDXするデメリットもあります。デメリットを把握した上で、上手にDXしましょう。

3-1. 既存の業務フローから新しいフローへの移行期間がある

DXのために新しいシステムを導入するとなると、既存の業務内容をすべてシステムに移行する必要があります。旧システムから最新のシステムに載せ替える場合は、特に注意が必要です。システム移行を進める前に、まずはデータのフォーマットを統一させる、データの正確性を確認する、統合プロセスを精査するなど多くの手順を踏む必要があります。

また、システムの移行には専門的な知識が必要になるため、専門性の高いIT人材が必要不可欠です。適切な人材がいない、もしくは、採用が難しい場合は、導入サポートが手厚いシステムを導入するようにしましょう。システムの移行作業は労力や時間が予想以上にかかるため、余裕を持った計画を立てるようにしてください。

3-2. 店舗スタッフへのシステム操作に関する指導が必要

システムを導入する際には、店舗で働くメンバーへのシステム操作に関する指導は欠かせません。通常業務での使用だけでなく、会員やお客さまの中には、デジタル機器の操作にくわしくない方も多いため、その方たちへの説明も行う必要があるためです。

また、経営者やマネジメント層だけが先走ってシステムを導入しても、現場のメンバーがついてこないと成功しないため、必ず店舗で働くメンバーにシステムを導入する理由やメリット、効果を説明し、協力を得られる体制を構築してください。実際にシステムを使って運用するメンバーの理解が得られることで、スムーズに導入が進みます。

3-3. デジタル機器の操作が苦手なお客さまへの対応が必要

会員やお客さまの中には、デジタル機器への移行に対応することが難しい方もいます。そんな方でも理解できるような図解をメインにしたマニュアルの準備や、対面での説明も必要です。システムが複雑化してしまうと、会員やお客さまが負担に思い、最悪の場合、退会してしまうケースもあるため、導入を検討しているシステムの操作性は、事前に必ず確認してください。

3-4. セキュリティ対策をする必要がある

エンドポイントというネットワークに接続されたサーバーやパソコン、スマートフォンなどの機器や端末をターゲットにした攻撃が増えてきています。システムを導入することによって、ネットワークに接続する端末や機器などが増えることが予想されるため、導入する前にセキュリティ対策をしてください。特に、会員やお客さまの個人情報が外部に漏れるなどの重大なトラブルが発生すると、店舗の存続にも関わる大問題に発展してしまうので、セキュリティ対策は重要です。

4. フィットネスクラブをDXしたことによる具体的な効果

フィットネスクラブに、DXの一環としてシステムを導入することで、さまざまなプラスの効果が得られます。店舗側はもちろん、お客さまにもよい効果があります。ここでは、システムを導入することで得られる具体的な効果について紹介します。

4-1. 決済業務の効率化

会費や料金の支払い方法を、クレジットカード決済や電子マネー決済、口座振替などに移行することで、キャッシュレスで会計できるため、ミスが減るだけでなく、支払いに要する手間が減り、経理に関する作業も圧縮できます。

また、会費が未納の方には自動的に催促メールを送る機能があるシステムの場合は、対応に追われる心配もありません。

4-2. 予約業務の効率化

スマホひとつで、会員やお客さま自身で、24時間365日どこからでも予約や予約の変更、キャンセルが可能です。好きなタイミングで好きなレッスンをオンライン上で予約することができます。レッスン予約やキャンセル対応を会員やお客さま自身が担当するため、店舗側の負担が軽減されます。

また、オンライン上でリアルタイムに混雑状況を確認できるため、都合に合わせて予約が取りやすく、コミュニケーションも不要なため、双方のストレスが軽減されます。

4-3. フロントの無人化

システムの導入によって、入退館を自動で制御してくれるため、フロントが無人でも24時間運営することが可能になります。少子高齢化のため、24時間経営の店舗では、特に夜間スタッフの採用が難しく課題になりがちですが、システムによって解消できます。

4-4. 入会手続きにかかる工数削減

オンラインによる入会手続きができるため、お客さまは、いつでも好きな時間に入会することができるようになります。そのため、店舗スタッフの立ち会いや紙の情報をシステムに手入力するなどの手間が省け、他の仕事に時間が使えるようになります。また、非対面・非接触での手続きになるので、新型コロナウイルスへの感染を心配する必要もありません。

4-5. 顧客情報の一元管理が可能

システムを導入することで、入会の際にお客さまが自ら顧客情報を登録してくれる形になります。システム上で情報の一元管理ができるため、データの分析や管理もしやすくなります。データ分析の結果を、新しいサービスの開発や経営改善、集客施策の効果最大化などに活かすこともできます。

4-6. オンラインレッスンの提供が可能

コロナ禍の影響を受けて、「フィットネスクラブでレッスンを受けるのを避けたい」と考える会員やお客さまも一定数います。システムの導入によって、そのような方のために、オンラインレッスンを設けることも可能になります。オンラインレッスンは、従来の店舗運営方法では取り込めなかった層のお客さまも取り込める可能性があるため、売上の向上も期待できるでしょう。

また、遠方のため、リアルのレッスンを依頼することが難しい著名なインストラクターやトレーナーにもレッスンを依頼できるため、顧客ニーズを満たすための施策として取り入れるのも効果的です。

5. フィットネスクラブのDXを進める際のポイント

経営にプラスとなる効果が多いDXですが、システム導入のポイントを押さえておかないと、「導入したのに、期待した効果がでなかった」という状態になりかねません。

ここでは、システム導入のポイントについて、解説します。

5-1. 課題解決のための機能が備わっているシステムを選ぶ

システムを導入する際は、まず「自店舗のどういった課題を解決したいのか」「その課題を解決するためには、どのような機能が必要なのか」を洗い出してから、検討に入ることが重要です。あわせて、導入する際の体制や導入後の運用体制も考えたうえで、スケジュールを組みましょう。

必要な機能や体制が曖昧なまま導入を進め、導入後に「こんなはずではなかった」という事態におちいるケースも少なくありません。導入することが目的ではなく、課題を解決することが目的ですので、しっかり検討しましょう。

5-2. システムの導入後も運用と改善が必要

システムの導入中はもちろんのこと、導入後の運用フェーズで予期しないトラブルが発生するケースも珍しくありません。トラブルが発生した際に、すぐに対応できるような専門性の高い人材を確保しておくと安心です。人材の確保が難しい場合は、サポートが手厚いシステムを選択するとよいでしょう。

フィットネスクラブ(フィットネスジム、スポーツクラブ)をDXするメリットと成功事例を紹介!

6. フィットネスクラブのDXの成功事例

DXの一環として、システムを導入し、店舗の課題解決や売上の向上に成功している店舗もあります。成功事例を参考に、自店舗のDXに役立ててください。

6-1. スポーツクラブ FITTA

スポーツクラブ FITTAでは、オンライン予約システムの導入により、スタジオユーザーの分析が実施できるようになりました。

参加人数や性別のほか、スタジオレッスン初心者の方が多いのか、反対にスタジオレッスンに慣れている方が多いのかなどをデータとして抽出し、分析しています。結果をもとに、プログラム内容や編成を変えることで、どなたでも入りやすいレッスンづくりに活かしています。

6-2. スポーツクラブ A-1

スポーツクラブ A-1では、スタジオレッスン参加前に整理券を配布し、行列を作る運用になっていました。その課題をオンライン予約システムの導入によって解決しました。

オンライン予約システムは、お客さまが自宅や職場からお客さま自身でスタジオレッスンの空き状況を確認した上で予約できるため、レッスン当日に並ぶ必要もなく、席が確保された状態で安心して参加できるようになります。「せっかく並んだのに、定員になってしまい参加できなかった」などの事もなくなり、顧客満足度向上につながりました。

6-3. Luxe training

Luxe trainingでは、オンライン予約システムの導入により、まだ施設が完成していない状態から体験予約の受け付けを始めることができ、集客を促進できました。

店舗でお客さまに入会していただく際にも、システム上から2分もかからずに手続きを完了できるため、気軽に手続きをしていただけるようになりました。店舗で入会する時間がないという方には、「ご自宅でお手続きください」といったご案内ができるので、お客さまとスタッフ、互いにストレスがかからない運用を実現できました。

7. まとめ

DXの一環としてシステムを導入することで、従来のフィットネスクラブが抱えるさまざまな課題を解決できるだけでなく、集客効果の最大化や継続率の向上、売上の増加なども実現できる可能性があります。店舗側はもちろんのこと、会員やお客さまのストレスを軽減し、利便性を向上できるので、この機会にぜひシステムの導入を検討いただけると幸いです。

「hacomono」導入事例に関する資料

会員管理・予約・キャッシュレス決済システム「hacomono」を
活用している企業様の導入事例をお届けします。

資料をダウンロードする

Suggest関連記事

Ranking人気記事ランキング

View More
メルマガ登録

人気コンテンツ、最新記事の情報をお届けいたします。

Suggest関連記事

メルマガ登録

人気コンテンツ、最新記事の情報をお届けいたします。

コピーしました