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日本のチアリーダーを主役に!価値向上を目指すチアダンススクール

2025.10.01

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子ども向け教育市場は競争が激しい中、「LOICX(ロイックス)☆チアダンススクール」は全国約50拠点に展開し、他スクールと差別化された成長を続けています。成功の背景には、全国統一カリキュラム・本場アメリカの直輸入メソッドや、オンラインレッスンによる拡張性といった仕組みづくりがありました。同スクールを運営するワールドスポーツコミュニティ株式会社(以下、ワールドスポーツコミュニティ) 代表取締役社長である衞藤 未来人氏と、同 スポーツキャリア育成事業部 統括ディレクター兼エグゼクティブパートナーの柿崎 愛奈氏にスクール事業を軌道に乗せるためのポイントや今後の展望を伺いました。

INDEX

PROFILE

衞藤 未来人 ワールドスポーツコミュニティ株式会社 代表取締役社長

愛知県出身でスポーツトレーナーなどを務めてきた衞藤 未来人(えとう・みきと)氏が2008年5月に、アメリカ合衆国ネバダ州ラスベガスにて創業。海外スポーツ観戦チケットの手配、世界で行われるスポーツ大会へのエントリーなどの事業を展開した後、2012年にプロのチアダンスユニット「LOICX GIRLS☆」を発足。さらに2013年からはチアダンスを教える「LOICX☆チアダンススクール」の展開もスタート。2018年には日本法人を設立し、日本に本社機能を移転している。

公式Webサイトはこちら

1. 「サブ的な存在」から「主役」へ。チアリーダーの価値を高めるため事業を展開

—— 衞藤さんがワールドスポーツコミュニティを立ち上げた経緯を教えてください。

衞藤氏:もともとスポーツに関する事業をやりたいと考えており、スポーツトレーナーから経歴をスタートさせました。ただトレーナーという1人で行う仕事ではなく、仲間と取り組みたいという想いから会社を作ることにしました。世界中のスポーツに特化した事業モデルにしたいと考え、創業当時はアメリカを中心に、海外で実施されるスポーツ試合の観戦チケットの手配代行から始めました。

—— チケットの手配代行から、プロのチアダンスユニット「LOICX GIRLS☆」のプロデュースを始めたきっかけは何でしょうか。

衞藤氏:仕事の関係で、MLB・NBA・NFLなどの試合でチアダンスを見る機会が多くあったんです。アメリカではチアリーダーの認知は高く、子どもたちのあこがれの職業であったりと、ステータスがとても高いです。

一方の日本ではまだまだ認知が低く、スポーツチームに華を添えるサブ的な扱いになっていたり、アイドル的な扱いをされていたりします。そういった現状を変え、「日本でもチアリーダーのステータスを高めたい」という想いが強くなり、プロのチアダンスユニット「LOICX GIRLS☆」を立ち上げました。野球やバスケットボール、サッカーなど、さまざまなスポーツの会場で応援を行っています。

—— さらにチアダンススクールも立ち上げられたのはなぜでしょうか。

衞藤氏:一番は、「LOICX GIRLS☆」のチアリーダーが、好きなチアダンスで生活していけるような環境を作りたかったからです。チアリーダーたちにスクールを監修してもらうことで、彼女たちの活躍の幅を広げられると考えました。ここに同席している柿崎もそうですが、「LOICX GIRLS☆」のチアリーダーとして活動しながら、ワールドスポーツコミュニティの社員として、またスクールで生徒の指導も行っています。

柿崎氏:チアリーダーとしての活動だけでなく、生徒の育成にも携われることは、とても楽しいです。スクールで指導を行うことは、自分が学んできたことをアウトプットする良い機会にもなっています。

日本のチアリーダーを主役に!価値向上を目指すチアダンススクール

柿崎 愛奈氏(左)と衞藤 未来人氏(右)

2. 海外直輸入メソッドで全国展開、「チアライフ」を重視したチアダンススクール運営

—— 今「LOICX☆チアダンススクール」は全国で約50店舗展開されています。立ち上げ当初から全国展開を考えられていたのですか?

衞藤氏:現在もまだ少ないですが、当時は全国展開しているチアスクールはほとんどありませんでした。そのため、全国展開することで「LOICX☆チアダンススクール」の優位性を確立したいと考えました。 さらに「チアの普及」という観点から、どこでも受講できる環境を作りたかったという理由もあります。全国展開することで、親の転勤などでチアダンスを続けられなくなるリスクも軽減できます。

—— 全国展開による生徒さん側のメリットは大きいと思います。

衞藤氏:当スクールは全教室でカリキュラム・指導方針を統一しています。ダンスの練習曲も全国で統一してるので、どこの教室でも同じレベルの指導が受けられて、同じ練習曲を踊ることができます。その点が保護者の方からも評価されているので、さらに教室を全国に広げて、どこに行っても安心してチアダンスに取り組める環境を作り上げたいと考えています。

—— 指導において大切にしていることはありますか。

衞藤氏:アメリカから直輸入のプログラムを導入したチアスクールとして、本場のチアリーダー精神が根付くような指導を大切にしています。そのため、アメリカのチアリーダーと同じテクニックや曲、振り付けを実施しています。講師の指導のクオリティを高く保つという点にもこだわっています。

柿崎氏:スクールでは、「チアライフ」というプログラムで「笑顔/元気/勇気/素直/感謝/絆/夢」の7項目を意識した日常生活を送ることを重視しています。レッスン中だけでなく、この7つを日常生活でも意識することで、リーダーシップも身に付きます。チアリーダーは応援をリードする立場なので、どこに行ってもチームをリードしていけるようなロールモデルになって欲しいと思いながら指導を行っています。

—— 柿崎さんは、生徒さんを指導してきてこれまでに嬉しかった出来事はありますか?

柿崎氏:小学校低学年からチアダンスを始めた生徒さんで、中学・高校とチアダンスを続けた後、「LOICX GIRLS☆」のオーディションを受けて、現在は妹分的なサテライトチームで活躍している子がいます。自分が指導していた子が成長して仲間になるというのは、感慨深かったですね。「LOICX GIRLS☆」へのあこがれから努力を続け、今その夢を叶える一歩手前に彼女が立ってくれていることが本当に嬉しいです。

日本のチアリーダーを主役に!価値向上を目指すチアダンススクール

3. 逆境をチャンスに変えたオンラインレッスン

—— 創業後、最も苦労されたことは何でしょうか。

衞藤氏:やはり新型コロナの感染拡大ですね。弊社は海外スポーツを主軸とした事業展開を行っていることもあり、全体の売り上げが9割以上下がりました。チアスクール事業も、撤退を余儀なくされた教室もありましたが、オンラインレッスンの強化により苦しい時期を乗り越えることができました。このチアスクール事業があったおかげで、会社も存続できました。

オンラインレッスンでは、対面レッスンと同じ、もしくはそれ以上のクオリティとなるよう、複数のカメラでテクニックを撮影するなど、映像や指導の質にもこだわりました。この時のさまざまな取り組みが現在につながり、教室がない地域や海外に引っ越すことになった生徒さんも、オンラインでレッスンを継続することができ、喜ばれています。

—— 今後のビジョンをお聞かせください。

衞藤氏:現在はテクニック強化に注力しており、オンラインレッスンを活かして、テクニッククラスの拡充を進めています。また、将来的には海外展開、特にチアダンスがまだ根付いていないヨーロッパ市場への進出を目指しています。日本のチアダンスのよさを海外に広めると同時に、チアリーダーの指導方法や教育メソッドを確立・共有することで、リーディングカンパニーとしての役割を果たしたいと考えています。日本でも、「(スポーツではなく)チアリーダーが主役」という考え方を広めていきたいですね。

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