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直感で選んだ道で頂点に。ポールダンスの世界チャンピオンが取り組む業界の変革と“今”を大切にする生き方

2025.02.07

垂直の柱(ポール)を使い、体の柔軟性や筋力を駆使して、音楽に合わせてアクロバティックな技を披露するポールダンス。難しさと楽しさが両立するその魅力に、日本でも少しずつ取り組む方が増えています。ポールダンス世界大会チャンピオンを始め、国内外の大会で数々の優勝経験をもつ日本を代表するポールダンサーである小源寺 涼太氏に、ポールダンスを始めたきっかけや魅力、業界のために今後取り組んで行きたいことについてお聞きしました。

INDEX

PROFILE

小源寺 涼太 ポールダンサー/一般社団法人International Poleartist.協会 代表理事/Body sculpture.LLC 代表

ポールダンス世界大会チャンピオン。日本大会では男子シングルで初となる二連覇を達成するなど、国内外の数々の大会で優勝する。2021年、自身のサロン 「POWER SPOT AOYAMA TOKYO」(略称:POWER SPOT )を南青山にオープンする。近年は、自身が代表理事を務める一般社団法人International Poleartist.協会にてポールダンス国際大会の開催や指導者の育成に力を入れている。様々な大会やコンテスト、オーディション番組でも 審査員を務める他、TBS「情熱大陸」を始めNHK 紅白歌合戦、NHK WORLD-JAPAN、雑誌、CMなどに出演。ポールダンサーを軸にしながら、ストレッチトレーナー、インフルエンサー、タレント、モデルとして多岐にわたって活躍している。

https://powerspot-salon.com/

https://international-poleartist.com/

1. 歌手を目指して上京、イベントで出会ったポールダンスに一目で魅了される

歌手を目指して福岡から上京し、あるイベントでポールダンスを知りました。その優雅さと力強さに一目で魅了され、その場でポールダンススタジオを教えてもらったんです。歌手になりたいとダンスの練習はしていたものの、学生時代は体育の授業が嫌なあまり学校を早退したこともあるほど運動は嫌いでした。でも、ポールダンススタジオで初めてポールに触れてみたら、子どもの頃に遊具の「登り棒」で遊んだときのようなワクワク感がよみがえり「これならできるかもしれない」と感じました。その時のことは、今でも鮮明に覚えています。

最初に僕にポールダンスを指導してくれた先生のことを、僕は今でも東京の「お母さん」として慕っています。当時、どこか周囲と違うことを感じてうまく社会に馴染めずにいた僕のことを先生は「そのままでいい」と認めてくれ、ポールダンスでその気持ちを表現するよう勧めてくれました。決められた振付を踊るだけではなく、自由に表現する楽しさや、レッスンの度にスキルが向上している自分が嬉しくて、夢中で取り組んでいるうちにイベント出演やメディア取材などのチャンスを掴んでいきました。

2021年には南青山にポールダンス&フィットネスサロン「POWER SPOT AOYAMA TOKYO」(以下、「POWER SPOT」)をオープンしました。実は、それ以前にも周囲からはポールダンススタジオの立ち上げを勧められていたのですが、どこか気が乗らなかったんです。その気持ちが「こういうスタジオなら作りたい」に変わったのが、ある2つの出来事でした。1つ目は、2020年に始まった新型コロナの感染拡大です。外出自粛で身体活動や人々の交流が減り、当時、鬱々とした気分になった方も多くいたと思います。そのような状況の中で、「心も体も健康になれる場所を作りたい。そこにポールを導入したらどうだろうか」と考えたことが「POWER SPOT」の構想につながりました。あえて「ポールダンス&フィットネスサロン」とした理由にも、人々が集い、交流できる場所にしたいという想いを込めています。

2つ目が、実家での体験です。ある時、帰省したら両親や妹が「体が痛い」というので、僕が日々実施している体のケアを教えてあげたんです。半年ほど経って再び帰省したら「教えてくれたことを続けたら、とても体の調子がよくなった」と喜んでくれて、「自分のためにやってきたことで、こんなふうに人を喜ばせることができるんだ」と嬉しくなりました。この体験を通して「もっと多くの人に同じ喜びを感じて欲しい」と考えたことも、「POWER SPOT」を立ち上げる原動力になりました。

直感で選んだ道で頂点に。ポールダンスの世界チャンピオンが取り組む業界の変革と“今”を大切にする生き方

2. 遊んでいる感覚で筋力が高まり、小さな「できる」が自信を育む

日本では、ポールダンスというと夜の世界を連想する方もまだ多く、一般的に珍しい存在とされています。でも、海外では状況が大きく異なります。例えば、ヨガスタジオよりポールダンススタジオの方が多い国があり、スポーツ施設に行けばフィットネスマシンに並んでポールが立っていたり、フリースペースにポールが立っている光景を当たり前のように目にします。ポールダンスがトレーニングの一環として人々の生活に浸透しているんです。その理由は、ポールダンスがもつ次のような特徴にあります。

・年齢や体型、体力は関係ない。楽しく取り組みながら自然と筋力が高まる

ポールを使って動くポールダンスは、ポールが手すりのような役割を果たすため安全に取り組むことができます。ポールダンスと聞くと空中での動きをイメージし、筋力が必要と感じるかもしれませんが、あれはかなりトレーニングを続けた結果です。そこに至るまでに、地上で行う動きもたくさんあるので、年齢や体型、体力に関係なくどなたでも始めることができます。遊んでいるような感覚でポールに触れているうちに、自然と筋力を高めることができます。

・練習の度に「できないこと(技)」が生まれ、クリアすることが自信につながる

一般的なダンスでは、振付を覚え、練習を重ねることで「できないこと」が減っていく過程が上達の一環と言えるでしょう。一方、ポールダンスは少し異なります。練習の度に「できない技」が出てくるんです。その「できないこと」に挑戦し、クリアしていく積み重ねが自分の成長を感じさせ、喜びや自信につながっていきます。「POWER SPOT」には75歳の方も通っていますが、地上から足が浮いた瞬間のことを「少しだけなのに、とても気分が高揚した」と語ってくれました。

直感で選んだ道で頂点に。ポールダンスの世界チャンピオンが取り組む業界の変革と“今”を大切にする生き方

3. 体の問題点を指摘し改善策を提案、指導で不安を払拭し「自分でもできる」ことを伝えたい

「POWER SPOT」を訪れる方の多くは、ポールダンスに高いハードルを感じており「本当に自分でもできるのだろうか?」と不安を感じています。指導ではその不安を取り除くために、まずは「自分でもできる」と感じてもらうことを心がけています。

僕はこれまで、最高のパフォーマンスに向けてより良い動き方、表現方法を追求してきたので、体の使い方を分析することは得意なんです。お客さまの動きも一目見れば、体のどこの可動域に問題があるのか、どこの筋力が足りないのかがすぐにわかります。指導では一人ひとりに体の問題点を伝え、改善方法を提案しますが、改善方法については自宅でも続けられるトレーニング方法も合わせて提案しています。「〇〇さんだからできる」ではなく「自分でもできる」。正しい体の使い方をすれば誰もが必ず進化できることを感じて欲しいと思っています。

指導においてもう1つ大切にしているのは、安全性です。近年、日本でもポールダンススタジオが増えてきていますが、インストラクターがお客さまに無理な運動を強いていないか懸念しています。パフォーマンススキルと指導者としてのスキルは別物です。「自分ができるから」という理由だけで指導しまうとお客さまにオーバーワークさせてしまい、怪我のリスクが高まる危険性があります。怪我を防ぎ、長くポールダンスを楽しんでもらうためにも、お客さま一人ひとりの体の状態やスキルレベルをしっかり把握し、それに応じて指導内容を細かく調整することが欠かせません。安全で安心な環境を提供することで、ポールダンスの魅力を存分に体感してもらえるよう心がけています。

直感で選んだ道で頂点に。ポールダンスの世界チャンピオンが取り組む業界の変革と“今”を大切にする生き方

4. ポールやポールダンスをもっと身近なものに。業界の発展に向けてIPAを立ち上げ

2024年、ポールダンス業界の第一線で活躍する仲間とともに一般社団法人International Poleartist.協会(IPA)を立ち上げ、僕は代表理事に就任しました。ポールダンスの普及に向けたポールダンス大会の企画・開催の他、インストラクターのスキルアップを含め、ポールダンス業界の水準向上に向けた取り組みに注力していきます。こうした取り組みを通して、いつか日本のスポーツ施設にもポールが当たり前のように立っている時代がきたら嬉しいですね。また、サッカーや野球、バレエ(ballet)や演劇を観戦するように、ポールダンスの大会も多くの方が応援しに行くような、人々にとって身近なものにしたいと考えています。

僕はこれまで、「POWER SPOT」に思い切って入会し、いきいきとした表情に変わっていくたくさんの方を見てきました。そのような方が発するポジティブなエネルギーは周囲にも伝播し、さらに良いエネルギーを生み出していく。そんな循環が生まれる瞬間を何度も目の当たりにしています。一般的に大人になると、年齢や先のことをいろいろと考え過ぎて、自分で自分の行動にストップを掛けてしまう人が多いと思いますが、もっと自分の気持ちに素直に行動してみてはいかがでしょうか。自分の魂を解放して、未来ではなく“今”にフォーカスし、気になったら思いのままに飛び込んでみる。その結果、僕もポールダンスという夢中になれるものを見つけることができました。ポールダンスに興味がある方は、年齢や体力を気にせずに、まずは一歩を踏み出してみて欲しいです。“今”を大切に生きることがより良い未来を作る力になる、そう僕は信じています。

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