会員管理・予約システム記事一覧

セミナー記事一覧

「きつい」から「楽しい」へ。ネガティブなイメージを刷新し、意識改革で継続できる筋トレに

2024.06.18

| |

代表の濱野 優大氏(写真左)とトレーナーの中島 巧貴氏

22歳という若さで生まれ育った湘南の地にパーソナルジム「HEART × BODY」を立ち上げた株式会社FIT EXCEED 代表取締役の濱野 優大氏。現在では、さらにピラティス×ジム「ORBe.」のほか、飲食業も運営しています。同氏にジムの立ち上げに込めた想いやこれまでの苦労について、さらに同ジムで働く中島 巧貴氏に指導において大切にしていることについてお話をお聞きしました。

INDEX

PROFILE

濱野優大 株式会社FIT EXCEED 代表取締役

学生時代はラグビーに打ち込み、花園ラグビー場で開催される全国大学ラグビーフットボール選手権にも出場。人々のトレーニングへのネガティブなイメージを払拭するため、大学時代にパーソナルジム「HEART × BODY」を立ち上げる。2024年5月末には新業態であるピラティス×ジム「ORBe.」をオープン。そのほか飲食店「ニクログ江の島」を運営するなど、地域の人々を健康に、また地域を盛り上げるために精力的に活動している。

中島巧貴 株式会社FIT EXCEED トレーナー

幼少期に少年野球クラブに所属し、中学の時には主将として出身地の長野県で開催された野球大会で優勝。高校時代も野球部に所属し、そこで筋トレと出会う。その後、体づくりをきっかけに栄養分野に興味を抱き、一旦は食品業界へ進むことを決めるも、大学時代に再び始めた筋トレでその楽しさを改めて実感し、トレーナーの道へ進む。

https://heart-body.net/

https://orbe-pilates.com

1. 大学生でジムを起業、実践を通して知識を高め、店舗を展開

——濱野さんは22歳という若さでご自身のジムである「HEART × BODY」(以下、ハートボディ)を立ち上げられていますが、そのきっかけは何だったのでしょうか。

高校までラグビーに打ち込んでいたので筋トレは日常の一部でした。体が変わり、パフォーマンスが向上することが楽しくて、将来はトレーニングに携わる職業につきたいと思ったことが、トレーナーになることを決めたきっかけです。大学に入ると、ある総合クラブでフリーランスのトレーナーとして働き始め、来館されたお客さまに自分から「パーソナルトレーニングを体験しませんか?」とお声をかけて集客し、少しづつお客さまを増やすことができました。自信もついたので、大学卒業間近の22歳のときに生まれ育った湘南の地である鵠沼海岸(神奈川)にハートボディ1号店を開業しました。

——なぜ、自分のジムを立ち上げる決断をしたのでしょうか。

担当したお客さまのなかには、それ以前にパーソナルトレーニングジムに通った経験がある方も多くいたのですが、「厳しい食事制限を指導された」「重いバーベルを担がされて腰を痛めた」というネガティブな体験をした方が多くいたんです。そこで、トレーニングは楽しいものであり、ゆるいトレーニングでもきちんと効果を出せることを伝えていかなければと思い、自分のジムを立ち上げることにしました。

——資金はどのように調達しましたか?

フリーランスとして働いていたときに、週6日、1日10セッションぐらい提供していたので、貯金がそれなりにあったのと、政策金融公庫からの借入もしました。働いていた総合クラブとの契約上、お客さまを引き抜くことは禁止ですから、独立後は一からの集客が必要でした。そのうえ、開業後数ヶ月で新型コロナで営業を自粛せざるを得なくなり、1年目は本当に厳しい状態でした。

——そこからどのようにして経営を軌道に乗せたのでしょうか。

植林活動やYouTubeで地域の情報発信など地域活動を始めたところ、YouTubeの登録者が約3,000人まで増えました。登録者が増えるとともにジムの認知度も高まって、集客にもつながっていきました。

続く2店舗目の鎌倉大船店は、1店舗目とは違って開業初月から大きな反響がありました。2店舗目までは自分でホームページ(以下、HP)を作成していたのですが、その過程で知識がついてきたので、成約率を高めるための文言を追加したり、コンバージョンしやすいポイントを押さえてGoogle広告を運用したことがよかったのだ思います。その後も店舗を増やしながら知識を高めて、現在は競合調査としてドメインパワーや広告出稿の単価、地域の検索ボリュームなどをチェックしたうえで立地を選定し、より集客しやすい店舗づくりができていると思います。

「きつい」から「楽しい」へ。ネガティブなイメージを刷新し、意識改革で継続できる筋トレに

2. 十分な資金がないまま開業、トレーナーの退職で力不足を痛感

——これまで経営するなかで、大変だったこともたくさんあるかと思いますが、特に印象に残っているものはありますか?

1店舗目は、以前、一緒に働いていた仲間のトレーナー3人と僕との4人で運営していたんですが、集客に苦戦していたり、2部屋しかないこともあって、売上がなかなか伸ばせませんでした。少し売上が上がっても1人あたりの給与はわずかで、「生活が厳しい」という理由から、1人が途中で辞めてしまったんです。数年間一緒にやってきた強い絆があっても、やはり生活できなければ継続は難しいですよね。自分の力不足を痛感して悲しい気持ちになりました。

でも、その後運営が軌道に乗ったタイミングで、再び彼に声をかけたら戻ってきてくれました。今もとても頑張ってくれていて、当社にとって欠かせない人材です。

——今から思うと、「もっとこうしておけばよかった」と感じる出来事はありますか。

スタッフにきちんと給与を払うためには、運転資金をできるだけ多く確保する必要があります。そのためには明快な事業計画書をつくることが重要です。1店舗目の経営が苦戦した要因もここにあります。当時、僕はとても複雑な事業計画書を出してしまったので、予定の半分ほどに減額されてしまったという経緯があります。

——濱野さんはご自身でHPづくりを行い、そこからいろいろ学んだようですが、まず自分で挑戦してみることは大切でしょうか。

WordPressを使えるなら、勉強のためにも一度は自分でHPをつくってみてもいいかもしれません。ただ、それで僕は一度ハッキングされてしまい、当社のHPをクリックするとまったく関係ない会社に飛ぶようになってしまったんです。そういう意味では、専門業者にお願いしたほうがいいかもしれず、難しいところですね。

——御社はジム以外にも飲食店なども運営されていますが、今後はどのようなことに取り組んでいきたいと考えていますか。

ジム事業においては、新店舗も控えていますから、まずはそれを成功させたいですね。新店舗はピラティス×ジムの新業態で、女性トレーナーに任せます。今は、多くのパーソナルジムがありますから、生き残れるパーソナルジムの形を見つけるためにも、1つの形式にこだわらず、これからもいろいろなことに挑戦していきたいと思っています。

ジム、そして飲食事業も活かしながら、地域の人に喜ばれるサービスを提供していきたいと思っています。周囲で高まっているニーズがあれば、率先して実現に向け、動いていきたいです。

3. トレーニングへのモチベーションアップに欠かせない、トレーナーのコミュニケーション能力

——続いて中島さんにお聞きします。入社3年目ということですが、そもそもなぜトレーナーの道を選ばれたのでしょうか。

高校まで続けていた野球で、自分の体づくりのために食事を意識するようになったことがきっかけで、栄養について興味をもつようになりました。将来は食品業界へ就職しようと日本大学の食品生命学科に進学したんですが、大学2年生のときに筋トレを始めたら、自分が取り組むのも、また仲間に教えるのも楽しくて。本当にやりたいことはこれだなと気づいたんです。大学で学んだ知識も栄養指導に活かせると思い、パーソナルトレーナーになることを決めました。

——これまでの3年間で、トレーナーには何が大切だと感じていますか。

トレーナーの仕事には、トレーニング指導と食事指導のスキルだけでなく、コミュニケーション能力がとても大切だということです。ダイエット目的の方が多いですが、そのような方は、トレーニングが「楽しいから」ではなくて、痩せるための「手段」として取り組んでいる部分が強いと思うんです。そうではなくて「トレーニングが楽しいから続けたい」と感じていただけるような指導を意識しています。

——中島さんの今後の目標について教えてください。

トレーニングや栄養指導のスキルをレベルアップさせることはもちろんですが、昨年からはブログの作成や編集、Webサイト周りの対応など幅広く任せてもらうようになり、自分の強みが増えたと感じています。この強みを別のタスクにも活かして、さらに知識やスキルに磨きをかけていけたらと思っています。

——お2人とも、お客さまのトレーニングに対するイメージ改革に取り組んでいる姿勢がとても印象的でした。飲食業とのコラボレーションなど、今後、御社がどんな取り組みをされるのか、引き続き注目していきます。本日はありがとうございました。

データ活用で集客・入会率向上を実現するhacomono

具体的な機能、価格など詳しい情報をご案内します

詳細はこちら

Suggest関連記事

Ranking人気記事ランキング

View More
メルマガ登録

人気コンテンツ、最新記事の情報をお届けいたします。

Suggest関連記事

メルマガ登録

人気コンテンツ、最新記事の情報をお届けいたします。

コピーしました